第四段:サン・エステバンの日
先日書こうとして、結局は書けなかったサン・エステバンの日について。
サン・エステバンの日とは?
12月26日、クリスマス翌日の祝日です。
この日は、バルセロナがあるカタルーニャ州だけの祝日です。
前の記事でも少し書いたように、スペインのカレンダーには毎日に聖人の名前が付けられています。サンというのが聖人を意味します。(おそらく)
なので、12月26日のこの日は聖人エステバンの日ということになります。
なぜなのか、なんでカタルーニャ州だけ祝日なのか、気になってホストファミリーや友人にも質問してみましたが、知らないとのことでした。笑
そういうこともありますよね。私も逆に日本の祝日について質問されたら答えられないかも…もしいつか謎が解明したら綴りますね!笑
じゃあ、サン・エステバンの日は何をするの?
ということで、何をするかというと…
家族で集まって、お昼ご飯を食べます!!!
スペインは晩ご飯より、お昼ご飯の方がメインで大切&ガッツリ食べます。
なので、この日もお昼ご飯を家族・親戚で囲みます。
さて、何を食べるかというと基本的に
Canelones(カネローネス)というカタルーニャの郷土料理を食べます。
学校の先生談によると、クリスマスにたくさんお肉を食べて余るので、そのお肉を使うためにこの日にカネローネスを作って食べるとか。
ただ、作る工程が大変なので最近はみんなあまり家庭では作らずに買ってくるそうです。確かにこの時期にスーパーでよく見かけました!
サン・エステバンの日も元ホームステイ先に食事を招待してもらい、今年はカネローネスを作るということで一緒に作らせてもらいました!
超ざっくり!カネローネスの作り方!!
①はじめに、牛肉・鶏肉・豚肉を炒めます。
割合は、牛肉多めです。分量は分かりません。笑
(私の出会ったスペイン人はみんな分量ざっくり。基本量らない人ばかりです。みんなそうなのかな?笑)
②ニンニク、玉ねぎをクタクタになるまで炒めます。
ここに炒めたお肉とコニャック投入。ドブドブと入れていました。
③ミンチにする機械に先程の炒めたお肉を入れて、ミンチにします。
ここまでで2時間近くかかったかもしれません。
なので、私たちは前日から作り始めて、とりあえず1日目はここまでで終了しました。
④カネローネス用のマカロニを茹でます。
スーパーで専用の正方形のパスタが売っています。
これが薄いので、破れない&他とくっつかないようにするのが大変。
⑤茹でた後は並べて冷まします。
⑥その間にビシャメルソース(ホワイトソース)を作ります。
ビシャメルソースは牛乳と小麦粉で作っていました。
⑦作っていたミンチにビシャメルソースを少し加えてねっとりとさせます。
⑧そして、先ほど茹でて冷ましたマカロニにミンチを置いて巻きます。
⑨巻いたマカロニは耐熱容器に並べて入れます。
全て並べたら、上からビシャメルソースをかけて、チーズをかけてオーブンで焼いて完成!!
果たして、お味は…?
美味しくてペロっと4ロールほど平らげてしまいました!!
イメージを簡単に説明するとラザニアのマカロニ巻いたバージョンです!!笑
ラザニアを作るのも大変ですが、そこに巻くという作業が加わるので更に手間が…
『クリスマスの連休は何をするの?』と学校の先生たちに聞かれて『カネローネスを作るよ!!』というと先生たちが『すごいね!頑張ってね!』と言っていた意味が分かりました。笑
確かにこれはみんな買った方が楽だってなりますね。
ママも久しぶりに作ったと言っていましたし。
今回は私が初めてだから作ってくれたみたいでその気持ちが何より嬉しく、本当においしかったです。
こんな感じで、カネローネスを作り、家族・親戚で食卓を囲みました。
これでクリスマスも終わりかと思えば、まだあるんですね〜
次回は、そのことを綴れたら!!!
Hasta luego!!!